読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

4年間勤めたSIerを退職した

タイトルの通りなのですが、新卒で入って、丸4年間勤めたSIerを退職しました。 2015年4月からはWeb系企業でエンジニアとして働くこととなります。

なぜ辞めたのか

一言で言ってしまえば「SIerのことよくわかってないまま入ってしまった」。これに尽きます。

僕はもともとコンテンツやサービスを作りたい人間でした。そんなわけで就活当初は出版業界を志していたのですが、自分の経験やスキルから就活で挫折を味わいます。そのときに考えたのが、「別に紙のコンテンツにこだわらなくてもいいかな」ということでした。

じゃあ、IT系ってアリだなと思ったのですが、一方で当時は「ある程度生活は安定させたいな」と思った末、通信事業者や、そのグループのSIerを志望する流れとなり、結果、新卒で通信系のSIerに入社することとなりました。

「通信事業者のコンテンツ創造に技術的側面から携わりたいから」という当時の志望動機に嘘偽りはないですし、就活生の掲げる志望動機としてはある程度真っ当かなと今でも自分で思うのですが、携わったシステム的にも、仕事のやり方的にも、思い描いていた仕事像とは異なるものでした。

結局、よく「SE(笑)」と言われているとおり、「コードを書かない/書けない」、「スクリーンショットExcel貼り付け」、「Excel方眼紙の設計書をSVN管理」といったことが当たり前とされる文化の中では、自分のやりたい目標に向けてのスキル醸成は(たとえ担当システムが変わったとしても)難しいだろうなと、だんだん気づいていった次第です。

ただ、単純に前職disやSIerオワコン論を振り回してもあまり意味が無いとは思っていて、結局新卒のときにそういう環境を選んでしまったのは自分だからなぁという思いがあって、冒頭の「SIerのことよくわかってないまま入ってしまった」という言葉につながります。

前職に入ってよかったこと

ゆるやかに理系学問への理解を深められた

今後「文系出身」であることを誇ったり、言い訳にしたりしてはいけないという気持ちはあるのですが、僕はもともと文学部出身で、コンピューターサイエンスとは縁遠い世界にいました。

そんな中、「導入研修」としてIT基礎やJavaを学んだり、IPAの情報処理資格を受験するための手ほどきや奨励金を出してくれたり、コード書かないながらも最低限はIT技術に触れる生活を送ったりすることで、ゆるやかに、エンジニアとして自学自習するための土台を作ることができたように思います。(といっても、まだまだ勉強不足なのですが...という予防線は張らせてください(汗 )

「IT技術が今全然わからなくてもSEになれますよ」という新卒採用時の文句は、「プログラミングは外注に丸投げなので業務でやりませんよ」という意味もあるし、「今全然わからなくても研修や業務の中で教えますよ」という意味もあったと思うのですが、後者の恩恵を受けられたのは、僕には幸せなことでした。

すごい人たちと知り合えた

なんだかんだ言っても、すごい人っているんですよね。業務で使ってないはずの関数型言語をつないこなせる人、業務で使ってないはずのGitについて内部構造まで知ってる人、業務で使ってないはずのバイナリを読む力を持っている人...etc。

なんでこの会社にいるんだろうという気はしなくもないのですが、なぜかいてくださったおかげで、彼らとお知り合いになることができました。きっとこれから僕がスキルを高めたとしても、尊敬し続けるであろう人たちと知り合えたのは、これまた幸せなことだと思っています。

これから

企画〜コーディングまで担うエンジニアを募集している企業に採用してもらったので、当初思い描いていた仕事により近づくことができそうです。どうやら、よちよち.rb等で勉強していたRailsにも携わることができそうで、嬉しく思っています。

ところで、ここ最近世を騒がせている退職エントリ関連の一連の流れを追ったのですが、素直にすごいなぁと思ったことがあります。それは自分の技術スキルに絶対の自信があること。

自分のスキルでやっていけるのか、自分にエンジニアとしての適性があるのか不安でしょうがない...というのが、新しい職場に初出勤する前夜の、僕の正直な気持ちです。 所属しているコミュニティの名前のとおり、まだまだ「よちよち」であることを自認していて、今後どれだけ経験を積んで、勉強すれば、技術で飯食っていくに値するエンジニアになれるんだろうと思っています。

ただ、エンジニアとして成長するには、つべこべ言わずコード書いて勉強するしかないというのも、頭では理解しているつもりなので、優秀で勉強熱心なエンジニアの方が多い環境に身を置くことができてよかったなと思うことにします。

やるだけやってから「やっぱり適正なかったわw」となっても、きっといろいろと得ているであろうと、今は信じることにしようかと。


そんなわけで、明日の初出勤を前に、ドキドキしながらこのエントリを書きました。 おやすみなさい!