No Purpose

If I must say, it's for me.

次男が生まれてからの過ごし方あれこれ

2023年9月末に次男が生まれ、10月から育休を取ってもうじき4ヶ月になる。早い。

長男が生まれたときは、転職直後かつコロナ禍になる前で、それほど休みを取らずに出勤を続けていて、産後1ヶ月は妻は実家で寝泊まりをしていた。 (いま考えると、悪いことしたな…と思う。ようやく、そういうことに気づけるようになった)

一方、今回に関しては、そもそも「次男の面倒を見つつ、長男も見なくてはいけない」という状況に家庭が置かれるので、会社に後押ししてもらったこともありしばらく育休を取ることにした。

特に産後1ヶ月(産褥期と言う。すごい字面だ)は、体がボロボロになっている妻に休んでもらうべく、家事育児をなるべく引き受けた…つもり…だったのだけど、当然自分は授乳できないし、心身の負担を引き受けきった!と胸を張っては言えないかもしれない…とも振り返っている。

次男は、当時の長男や世の多くの乳児たちと同じく、「抱っこしてるときは泣き止んでいても、横たわらせるとその瞬間から泣き始める」という傾向が強く、深夜に抱っこ対応した自分と、3時間ごとの授乳で疲労困憊になった妻で、日中は「お互い隙を見て寝る」を繰り返しているうちに1日が終わる…ということもままあった。 当時は抱っこしたままできる娯楽として、タイムゾーンの違う同僚と深夜にhuddleを繋いだり、MTG Arenaをタブレットでやったり、ということをしていた。

mtg-jp.com

ちなみにこのブログも途中までは子供を抱っこしたままスマホで書いた。


1ヶ月ほどして、少しずつ妻の体力が戻ってきて家事育児を分担できるようになり、少し生まれた可処分時間を(妻に応援してもらいながら)Web開発のお手伝いをする副業にあて始めた。

ohbaryeさんとの縁でSmartBankさんに声をかけてもらい、RailsやGoやReactに関する社員の方の手が届きにくいところなどを改善する業務をやっている。 また、この記事でも言及いただいたが、ADRについての知識共有なども行った。

blog.smartbank.co.jp

当然、育休中にフルタイムで働くほどの余裕はないのだけれど、「週に何日か1日数時間程度」であれば、ある程度時間が確保できるようになった中、こうやって社会と繋がる機会が得られたのは精神の安寧に繋がっていると強く感じる。

知っていることと知らないことの程よいバランスの中で知識をアップデートしたり成果を出したりするのは達成感に繋がるし、ロールを問わずカジュアルであたたかいコミュニケーションを取ってくれる雰囲気も心地良い。

ちょうどこの仕事を始めたばかりの頃に、ファウンダーのyutaさんのスライドが話題になっていて、

speakerdeck.com

特にCTOは本当にやるべきことにフォーカスするべきという趣旨での以下のページが特に心に残っていた。

一方で、ある日、興味があったMTGに都合が合わず参加できなかったことを残念がるコメントを個人channel(times的なの)に書き込んだところ、ファウンダーのyutaさんが「お時間あうときにぜひ」とコメントしてくれた。

CTOは、「PCの購入をするべきでなかった」と振り返りつつも「業務委託の自分のtimesをわざわざ見て、声をかけてくれるんだな」なんてところに会社の雰囲気を垣間見たような気がしたのだった。

また、"MTG"の話が続くが、平日日中に行われた忘年会に参加させてもらい、二次会ではPdMやデザイナーの方らと、Magic the Gathering部の活動に混ぜてもらった。 ここに来て、子供を抱っこしながらMTG Arenaでルールを覚えたのがコミュニケーションツールになるとは…! 青黒フェアリー(?)の統率者デッキを貸していただき、"紙でやるMTG"の実績を解除したのだった。

そんなわけで、SmartBankさんのお手伝いは、皆さんに助けられてとても楽しくやれているのだった。だからこそ、もっと成果を出したい...!


と、そのように自分の可処分時間を積極的に副業にあてた結果、もともと育休中にやりたかったことがなかなかできないぞ...と気がついてしまった(当たり前だ)。 そこでまずは、ちょっとずつ進めていた「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」を泣く泣く祠や地下の探索はあきらめて、全クリした...。

というわけで、ゲームはいったんお休みしようと、ゼルダに加えて、MTG ArenaやらFGOやらシャニマス/シャニソンやらも後ろ髪を引かれつつ封印している。 ただ、同僚がある日「GGSTにエルフェルト実装されたよ!!」と連絡くれて、年末にわちゃわちゃと格ゲーをやる夜があったのは、とても楽しかった。

そんな可処分時間の選択と集中を経て、最近はなるべくやりたかった学習に時間をあてようとしている。特に子供を寝かしつけしたあとの時間を使っている。

ひとまず、RustでWebアプリを書く本をひととおりやったり、

App RouterになってからのNext.jsチュートリアルをやったり。

nextjs.org

ただでさえ時間ない中で自身の集中力のなさに悲観することもあるけれど、焦ってもしょうがないのでマイペースにやっていくことにしている。

そんな集中力のなさをカバーすべく、デスク周りに最近投資してるのだけれど、その話は長くなりそうなので別に書くことにする。(たぶん)


最後に子供の話に戻るが、この休暇の本分たる育児も、ときどき疲弊しつつも楽しんでいる。子供...かわいい...。

次男は0歳の頃の長男に似ていて、最近は、あやすと笑うようになってくれた。 泣いているときは、今でも反町隆史に助けられている。

www.oricon.co.jp

4歳の長男は電車好きに拍車がかかっていて、リビングに貼ったこの路線図を毎日食い入るように眺め、

休みのたびに「この路線に乗りたい!」「この駅に行きたい!」とアクティブに僕たちを外に連れ出してくれる。


そんなわけで、息災にやっております、のたよりでした。

葛西臨海公園 - 1月の海は寒かった