No Purpose

If I must say, it's for me.

ペルセウス座流星群など、7月〜8月に撮った写真

7月

超望遠レンズを買った

こんな話をした末に、SIGMA 100-400mm DG DNが生えてきた。

これまで所持していたズームレンズは、常用しがちなTamron 28-75mm/f2.8と、もっぱら星撮り用のSIGMA 14-24mm/f2.8で、次はSIGMA 70-200mm/f2.8で大三元ツモか...なんて思ってたのだけど、なかなか出る気配がなく、「そもそも自分が撮りたい写真は200mmの先にあるのでは?」なんて謎のことを考え出していた矢先、70-200mm/f2.8をすっ飛ばして100-400mmが給付金価格で出てきたので飛びついてしまった。

ちなみに「200mmの先にある撮りたい写真」は、圧縮効果の効いた風景写真や、近くの公園にときどき現れるカワセミ...あたりを考えていた。

ご近所スナップ

今年の7月は梅雨がなかなか開けず、コロナ禍での生活様式と相まって、晴れ間を狙って近所でスナップを撮るにとどまった。

SEL50F18Fでの2枚。

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今回購入したSIGMA 100-400mm DG DNでの2枚。

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購入した望遠レンズは、おもしろいながらも使いこなすには至らなくて「望遠でf値が暗いレンズを使って絞り優先/ISOオートで撮ってると、こんなに簡単にISO上がっちゃうのか...」という点には今もまだ四苦八苦している。

7月はそんな感じで天気にも恵まれなかったのだが、それを理由にネオワイズ彗星の撮影をあきらめてしまったのが今でも心残りで、毎日の天気をチェックしながら晴れた場所を狙って多少遠出すればよかったと思っている。

8月

基本的には7月と同様で、近隣での写真撮影をしていた。 これはベランダから。

あとから、レイヤーの優先度が逆だったと気がついた。

ペルセウス座流星群

近隣で撮影をするも、ネオワイズ彗星を諦めた心残りからか別の天文ショーをなんとか見に行きたい気持ちが高まり、8/12の極大に合わせてペルセウス座流星群を撮りに行った。 SCWで直前まで天気を確認していたところ、関東圏では房総半島の南端までいけば極大の頃に晴天となる可能性が見込めそうと考え、カーシェアの車で野島埼灯台まで行った。

「極大の時間は、最大で1時間に30個ほど流星が見られる」といった前情報も目にしていたが、生憎、日没からの6時間ほで肉眼で確認できた流星が十数個程度だったと思う。 また、流星が見えても、レンズを向けた先とは別の方向で「ぐぬぬ、あっち向けておけば...」なんてやきもきすることも多かった。

ようやく今のは画角に入ったのでは?という流星があったとしても、撮影できた写真をディスプレイで確認しても写っておらず、首をひねりながら撮影を続け、0時頃に撤収した。 流星群を狙って撮影したことは何度かあったものの、これまで流星の撮影に成功したことはなく、とはいえ、装備や知識の面で今回が一番充実していたのでそれなりに残念ではあったが、まぁ天の川は撮れたからいいとしよう...そんな考えで帰路についた。

天の川。

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現地には流星群を見に来た人や同好の士たちが最終的には数十名ほど人がいたように思うのだが、感染リスクを下げるために適度に距離を取って岩場や通路に散っているのが、2020年の流星群らしい思い出と言えそうだ。 なお、感染リスクを可能な限り下げようとすると、ろくに旅先にお金を落とせないんだなと感じた。(食事もコンビニで買って車で済ませた...)

ところが、帰って撮影データをPCで確認してみると「流星撮れてるじゃん!!!」という嬉しい驚きがあった。 今回、少しでも画角に流星を入れるべく14mmという超広角で撮影していたのだが、それだけ広い画角だと、現地でカメラのディスプレイでパッと見てもわからない程度の細い軌跡になっていたようだ。

これは日没直後に撮れたので、いわゆるブルーモーメントに流れる流星となった。

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こちらはガスが出始めて、諦めて帰る間際に撮影できた。

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写真は全てSIGMA 14-24mm DG DN Artで撮影した。 撮影準備/構図や画角/現像等々の面において、まだ工夫する余地はあると感じるが、ひとまず初めて流星のその軌跡を写真に収めることができて、すごく嬉しい。

カワセミ

昨日の夕方、とうとう近所の公園でカワセミを撮影できた。

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ただ、運動不足解消のための散歩の傍ら、ダメ元でカワセミがいないかと望遠レンズをリュックに忍ばせたものの、夕暮れどき日陰での野鳥の撮影はかなり厳しいものがあった。 この写真はISO12800だ...。


撮った写真を振り返りながら、そのときの状況や心境を言語化するのはなかなか楽しいことがわかった。

世の中が落ち着いて、写欲が満たされるシーンともっとたくさん出会いたい。